車売却ノウハウ
車を売却する際「どうしたら少しでも高く売れるか?」についてのノウハウをまとめました。
業者がどういう視点で車を査定チェックするかや、トラブル事例、売却先の選び方など事前に知って準備しておくことで、査定額が大きく変わります。
車売却の前に、まずはしっかりノウハウを学んで高価買取につなげましょう!
目次
買取りと下取りの違い
車を売却する際の選択肢は、下取りか買取りの2つです。
- 買取り
- 車買い取り専門店や中古車販売店などに、車を買取りしてもらうこと。
- 社外パーツ(エアロ等)が評価されやすい。
- 下取りよりも評価基準が細かいため、高価買い取りしてくれるケースが多い。
- 代車は大手車買取店であれば無料で貸してくれる。
- 下取り
- 新車購入時に所有してた車をディーラーが買取り、新車購入金額から買取額を差引くこと。
- 下取り車と購入する車が同じディーラーであれば、高額買い取りしてもらえることも。
- 納車と同時に引き渡すので、代車の必要がない。
出張査定のメリット
こちらが指定した日時・場所に車買い取り店が来てくれるのを「出張査定」と言います。
便利なこのシステムについてご説明いたします。
- 店舗まで行く手間が省ける
- 愛車の高価買取を狙うには、車買取専門店を何社も回らなければなりません。
- 車のパーツ交換をしてる場合、純正パーツを店舗へ持込む必要があるのでさらに大変。出張査定ならこれらの手間を省けます。
- 相手のペースに乗せられずに済む
- 車をこちらから持ち込む場合、複数の査定士にチェックされる可能性もあり、マイナス評価も発見されやすくなります。
- 出張査定なら1人なので「相手のペース」に乗せられずに済みます。
車査定時のチェック項目
予めチェック項目を把握・点検しておけば買い取り額のアップも可能です。
- 外装
- ボディの汚れ・ヘコミ・キズ、ドアノブ周辺のキズ、ランプ類(ヘッドライトやテールランプ)、鍵穴、ナンバープレート、ラジオ・テレビ等のアンテナ、ドア・ウインドウ、可動部の状態、ガラス類(フロント・リア・サイド)、社外パーツ、サンルーフetc...
- 内装
- シートの汚れ・状態、喫煙の有無、フロアーマットの汚れ・有無、オーディオ・カーナビ・スピーカーなどのAV機器、トランクルームの汚れ、ハンドル・メーター類、エアバッグ、スペアタイヤ、その他付属装備品 etc...
- エンジンルーム
- エンジン本体、エンジンオイル、バッテリー、修復歴の有無、改造パーツ・車体番号 etc...
- シャーシ(車台)
- 修復歴の有無(フレームをチェック)、タイヤ・ホイール・タイヤハウス、オイル漏れ・にじみ(不具合箇所)、各部のヘコミ・キズ・錆・汚れなど etc...
- 車全般(スペックなど)
- 車種・年式・走行距離・グレード・整備記録簿・車検証 etc...
事故歴・キズ・ヘコミなどは、隠そうと思っても無駄です。ごまかせません。
それどころか、発覚すると更に疑いを持たれ、より入念なチェックをされてしまいます。
むしろ好印象を与えるために、逆にこちらからキズや事故歴を申告しましょう。
ボディカラーで査定額が変わる?
どの車種でもプラス査定されやすいボディカラーが「白・黒・パールホワイト」です。
ユーザーの好みや流行に左右されにくい点が、大きな理由のようです。
しかし、どの車種でも「白・黒・パールホワイト」がプラスになるわけではありません。
車種によっては、他の色の方がプラスされることもよくあります。
例えば、カラーが豊富な車や、メーカー純正の限定色、スポーツカーなどです。
社外パーツはプラス査定になる?
一般的に車買い取り専門店では、メーカー(純正)オプションパーツは人気があり、プラス査定になる傾向がありますが、社外パーツは好みが人それぞれなので、逆に評価が下がるケースも。
しかし、純正パーツが手元に残っていれば問題ありません。(穴をあけたりしてなければ)
社外パーツ装着車を少しでも高価買取してもらうなら、社外パーツのみをパーツショップ、またはネットオークションなどで直接売却した方がよいでしょう。
ボディのキズは修理するべき?
車齢相応の細かいキズは買い取り価格に影響しませんが、目立つキズやヘコミは、自分で下手な処理をして余計にひどくするより、「そのまま車査定に出す」のが最善の策です。
なぜなら、車買い取り店の多くは修理工場を所有していたり、修理工場と提携していることが多く、私たちが事前に修理工場へ持っていくよりも、安く修理が出来るからです。
事故車の定義は?
そもそも事故車(修復歴車)の定義は、日本自動車査定協会が定めた基準によるので、その基準を満たさない事故・接触であれば「事故車」ではありません。
「事故車の定義」は、一つの目安として「車の骨格部分に損傷・欠陥があること」です。
事故車は買取額が大幅ダウンしてしまいますが、プロのスタッフにはごまかせないので、潔くこちらから事故の経歴等を申告した方が、むしろ好印象につながります。
査定前に洗車は必要?
「大切に乗っていた」と好印象を与えるためにも、車査定前の洗車は必要不可欠です。
逆に汚れていると「いい加減」な印象となるので、高額買い取りになりにくくなります。
それと、忘れてはならないのが、車内クリーニング。
内装・トランク内の清掃はもちろん、タバコなどの悪臭は消臭スプレーで対応を。
車検の期限で査定額が変わる?
車検切れが近ければ近いほど、マイナス査定になりますが、逆に車検までの期限が長ければ長いほど、プラスになることはありません。
つまり「査定前に車検をしない方が得」なのです。
なぜなら、車買取専門店は車検業者と提携をしているので、格安で車検ができるからです。
車査定時に必要な書類
- 車検証(自動車検査証)
- 車検を受けて国が定める保安基準に適合しているかを証明する公文書。
- 自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証)
- 自動車購入時に加入が義務付けられている保険。
車売却時に必要な書類
- 自動車納税証明書
- 毎年5月頃に、一年分の自動車税を納付した際に受け取る税収印が押された控え。
- リサイクル券
- 自動車リサイクル法が施行された2005年1月1日以降の車購入、または車検時において、リサイクル料金を納めた際に発行される証明書。
- 実印
- 役所に届出・登録した印鑑。
- 印鑑登録証明書
- 実印を登録した役所・出張所などで発行。
- 運転免許証
- 必ず所持されているはずです。
その他特殊なケースに必要な書類
車購入後に結婚や引越しをした方、ローンで購入した方は以下の書類が必要な場合があります。
(※これ以外の書類が必要となるケースもあるので、詳細は車買取専門店にご確認を。)
- 住民票
- 引っ越しをして、現住所が車検証に記載されている住所と違う場合に必要になります。
- 戸籍謄本
- 結婚などで、車検証に記載の氏名が変更されている場合に必要になります。
- 相続関係の書類
- 車検証に記載されている所有者が、自分でない(親族等の)場合に必要になります。
- 所有権の解除書類
- ローンで車を購入し、車検証の所有者がローン会社や車販売店の際に必要になります。
各種トラブルについて
※以下に記載されているトラブル関連の事例や対処法は、ほんの一例です。
様々なケースにより対処法は変わりますので、ご不明な点は法律の専門家へご相談ください。
所有権解除
車検証の所有者が、車販売店やローン会社の場合、勝手に車を売却できないので「所有権解除」をする必要があります。
ここではその方法とトラブル事例についてご紹介します。
- 車の所有者が分かっているケース
- 車の所有者(会社)に連絡をし、所有権を解除するための手続きをしてもらいます。
- ローンの残債があれば、車買取店へ相談すれば手続きは簡単です。
- 車の所有者と(倒産などで)連絡が取れないケース
- 所有権解除をするには、所有者(または管財人)を探しだして、印鑑証明と委任状を用意してもらわなければいけませんが、手続きに慣れている車買い取り店へ依頼した方が確実です。
売買契約解除
車の売買契約成立後、車買取業者から「売買契約を解除したい」と連絡があった際の対処法をご案内します。
- どういうケースで発生するか?
- レアケースではありますが、車売却後に「走行メーターの巻き戻し」「事故修理歴」などが発覚した時に、発生することが多いようです。
- 正しい対処法は?
- 認識してたなら正直に認めつつ、車査定時の見落としも含め相談し、逆に、認識のない修理歴が発覚した際は、先方に証拠書類を提出してもらいましょう。
- 証拠書類があれば、購入した車販売店に対して「修理歴は購入時に開示されていなかった」とクレームを出すことができます。
- 証拠書類の提出をしない場合は、契約の解除に簡単に応じてはいけません。
「証拠書類を提出できないなら、こちらも認められない」と言って断りましょう。
ネットオークション
便利そうなネットオークションには、以下のようなトラブルがたくさん潜んでいます。
- 金銭
- 自動車取引きだと、通常のネットオークションよりも取引金額が大きくなるので、自動車の受け渡しと落札金額の支払い方法に関しては、慎重に取扱いましょう。
- 手続き
- 自動車を譲渡する際は、前述の「所有者解除」など様々な書類上の手続きが発生します。
- いい加減に行うと、後からトラブルが発生したりするので、最後まで慎重に行いましょう。
- 故障・クレーム
- 素人同士の取引となるので、故障時など自分がどこまで責任を負うのか明確にしましょう。
査定額
車の売却後に後悔しないためのポイントをご案内します。
- 車の売却希望金額は絶対に言わない
- 車買取業者に、売却希望額を聞かれても「一番高い価格を提示してくれた業者にします」とだけ答えましょう。
- なぜなら、先方の想定額より売却希望額の方が安い場合、損をしてしまうからです。
- 複数の業者に一括査定を依頼する
- 一括査定を活用して複数の車買い取り業者へ依頼をすれば、競争原理が働き無駄なく高価買取につなげられます。
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- ※上記は一例です。提携会社一覧
一括査定では、車両・ユーザー情報入力後に候補となる車買取業者一覧が表示され、
そこから査定依頼先を自分で選択できるので安心!
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